年が明けてあっという間に1月も中旬!
と思うのもつかの間
台湾では今年は
1月20日が「除夕chúxī」
(日本の大晦日にあたる日)
となり
1月20日(金)~1月29日(日)が
10連休のため
すでに旧正月のムードが漂っています
ということで
今回は台湾のお正月「春節」に関して
ご紹介します!
台湾の春節の過ごし方
【大掃除】
日本のお正月と同じく
新しい年を迎える前に
普段はなかなか掃除をすることがない
場所も含めて綺麗にして
新年を迎える準備をします
【買い出し】
毎年、春節前になると
恒例の「年貨大街」が台湾各地で開催
お正月用のお飾りや
食べ物の屋台がずらりと並び
お正月用品やにお正月に食べるものを
買いに来る方で賑わいます
【家族で過ごす】
日本もお正月に帰省をしたり
家族と過ごす方が多いですよね!
台湾でも春節期間になると
実家に帰り
旧暦の大晦日には家族が集まって
年越しの夕食をみんな一緒に食べます
お正月に食べる料理を年菜といい
日本のおせち料理と同じように
縁起の良いいわれがあるものが並びます
挨拶・飾り
日本の正月に
「よいお年を」や
「あけましておめでとうございます」
「今年もよろしくお願いします。」
と挨拶するように
台湾でも旧正月によく耳にする挨拶が
あります
どんな言葉が使われるのか
簡単に紹介します!
「新年快樂 xīn nián kuài lè」
新年あけましておめでとうございます
「恭喜發財 gōng xǐ fā cái」
おめでとうと金運に恵まれますように
「萬事如意 wàn shì rú yì」
すべてのことが順調でありますように
また、台湾の旧正月前後に
様々な飾りがされているのを
見たことがある方も多いかと思います!
春聯という飾りを飾る習慣があり
「福」、「春」、「満」などの
縁起のいい文字が書いてある赤い紙を
自宅や会社、お店などの門や入り口に貼って
福を招くという風習があります!
今年は卯年ということで
うさぎの形をしたかわいい飾りが
たくさん売られています
また、春聯の飾りが
文字が逆さまになった状態で
貼られているのをよく目にしますが
これには意味があります
中国語で逆さまにする
という意味を表す「倒」と
到達するという意味を表す「到」が
同じく「dao」と発音するため
春聯の福や春を逆さまにして
福到来・春到来という
意味があるそうです
食べるもの
日本でお正月に「おせち料理」を
食べるように
台湾でも日本もおせち料理にあたる
春節料理「年菜」を食べる
習慣があります
基本的に大晦日の夜には
家族が集まり全員で一緒に食事をし
この大晦日の食事を「年夜飯」と言います
「年菜」は縁起のいいものが食べられていて
以下のようなものがあります
・年糕・魚・發糕・髮菜
・白蘿蔔(菜頭)、蘿蔔糕
・雞・鳳梨・橘子
などがあり
・年糕(お餅のようなもの)は
年糕の糕と高の発音が同じことから
「年高」=年々高くなる、で
長寿の意味や
「年年高升(一歩一歩上昇)」を
象徴しています
・魚は
「年年有餘(毎年お金が余る)」の
「餘」と「魚」の発音が同じことから
言い換えて「年年有魚」という意味で
魚を丸ごと使った料理を食べます
他にもそれぞれ意味や由来があるので
是非調べてみて下さい
他にもよく食べる旧正月料理として
佛跳牆 fó tiào qiáng
筍絲豬蹄 sǔnsīzhūtí
紅燒獅子頭 hóng shāoshī zi tóu
などがあります
注意点
おめでたい期間ですが
注意点もあります
・交通が混む
旧正月前や連休終わりになると
帰省したり
帰省から帰ってきたりする方が
とても多いので新幹線などの
長距離交通機関がかなり混み合います
・お店が休み
コンビニなどはやっていますが
台湾のローカルなお店は
ほどんどのお店が閉まり
やっていないお店が多くなります
連休後半になると
徐々に営業を開始するお店も
ありますが
旅行に来る場合は
気をつけたほうが良いです
まとめ
もうすぐ旧正月ということで
台湾の旧正月に関して
紹介しました!
食べ物や飾りなど
日本とは違う台湾の旧正月も
楽しんでみてはいかがでしょうか?