中国語学習時や台湾で旅行時に
普段から漢字を使う日本人の場合
漢字を見て、
ある程度書かれてることの
意味が分かったり
メニューを見て
どんなものか分かったりする
経験も多いですよね?
ただ、中には同じ漢字でも
全く意味が違うなんてこともあり
誤解を招く可能こともあります
ということで
今回は「意味の全く違う同じ漢字」を
ご紹介致します
よく使う「床」と「先生」
先ず、よく使う「床」と「先生」から
【床】
「床」という感じを見ると
日本の場合「床 ゆか」を
思い浮かべますよね!
でも中国語では
「床 chuáng」=「ベッド」
という意味
ちなみに「床 ゆか」は
「地板 dìbǎn」です
【先生】
「先生」という漢字を見ると
日本では学校の先生を
思い浮かべますよね?
でも中国語では
「先生 xiānshēng」
=日本語の「さん(男性の方)」の
意味になっていて
例えば「林先生」の場合
「林さん」という意味になります!
では先生は中国語で何と言うかというと
「老師 lǎoshī」と言い
日本語の「林先生(先生)」は
「林老師」となります
メーニュによく出る「人参」と「お湯」
【人参】
例えば台湾のご飯屋さんで「人參」と
記載されていると
日本語の「人参 にんじん」と
思いますよね?
ですが日本の「人参 にんじん」は
台湾では「紅蘿蔔 hóng luóbo」です!
逆に中国語の「人參 rén shēn」
=日本語の「高麗人参こうらいにんじん」
になります
【湯】
「湯」この漢字
日本語では「お湯 おゆ」
という意味になりますが
中国語の場合「湯 tāng」
=日本語の「スープ 」
という意味になります
なので「魚丸湯」というメニューは
魚のすり身団子入りスープ
という意味になります
また、中国語のお湯は
「熱水 rè shuǐ」
意味の全然違う言葉
他にも看病、勉強、怪我など
日本語の意味と全然違う意味の
言葉があります!
【看病・かんびょう】
日本語の看病は病人の介抱や
世話をすることですが
中国語の「看病 kànbìng」 は
医者に診てもらうことを意味し
全く逆の意味になります
例文:我要去診所看病
私はクリニックに行き診察を受けます
【勉強・べんきょう】
日本語の勉強は学習をすることですが
中国語の「勉強 miǎn qiǎng」は
「無理に強いる.強制する」
などの意味があり
日本語の学習する・勉強するとは
全く違う意味になります
例文:太辣吃不下,就不要勉強吃了!
辛くて食べれなければ、
無理に食べなくていいですよ!
【怪我・けが】
日本語の怪我は
名詞として使われますが
中国語の「怪我 guài wǒ」 は
名詞ではなく動詞になります
「怪 guài」には
「責める・人のせいにする」
などの意味があり
「怪我 guài wǒ」は
「私を責める・私のせいにする」
という意味になります
例文:
你自己睡過頭,還怪我沒叫你起床嗎?
あなたは自分で寝坊したのに
起こさなかった私を責めますか?
というような使い方をします
まとめ
台湾で学ぶ中国語には
日本でも使われてる漢字や
日本の漢字を難しくした漢字など
なじみのある単語も多く
意味や用途も同じことが
けっこうありますよね!
ですが今回紹介したように
同じ漢字でも全く意味が違う
なんてこともあるので
注意が必要です
また、他にも同じ漢字で
でも日本語と中国語では
意味が全く違う言葉を探してみるのも
いい勉強になるかもしれません