もうすぐ
台湾は端午節duānwǔ jié!
旧暦の5月5日にあたる日が
「端午節」となり
今年は6月3日が「端午節」です!
春節、中秋節と並ぶ
三大節句の一つで
大切な日となっています!
日本も5月5日に「端午の節句」
がありますが
台湾の「端午節」は
「端午の節句」とは違い
長く伝えられてきた習慣や行事が
あります
ということで
今回は端午節について
ご紹介いたします!
端午節の由来とちまきを食べる理由
「端午節」というと
台湾ではちまきを食べるのが一般的!
家庭でちまきを作ったり
市場やレストランでも
ちまきが多く販売されます
でもどうしてちまきを
食べるんでしょうか?
それは
戦国時代の楚国の
「屈原」qūyuánという愛国詩人が
亡くなったことが由来しているという
説が有名です
「屈原」は秦が楚国を狙っていると
楚の王に伝えました
ですが王は「屈原」の話を聞かず
屈原を国から追放
その結果
楚の王は秦国に殺されてしまいます
これを知った「屈原」は
川に身を投げ亡くなり
屈原の死をとても悲しんだ
楚国の人々が
屈原の体を魚に食べられないよう
ちまきを餌にして川に投げ入れたそう
屈原が川に身を投げたのが
旧暦の5月5日だったため
このことから端午節に
ちまきを食べる風習が出来たようです
ドラゴンボートが有名
台湾の端午節で
もう1つ有名な行事
ドラゴンボートレース!
中国語は「龍舟比賽」 lóngzhōu bǐsài
このドラゴンボートレースの由来も
屈原が亡くなったことを知った
楚国の人が屈原の体を魚に
食べられないように
舟を漕ぎながら太鼓を鳴らし
屈原の遺体を探した
というのが由来だそうです
また、ドラゴンボートレースは
神様を迎い疫病などが
流行らないようにという
意味も含まれています
端午節によくすること
上記でも記載した通り
台湾で端午節と言えば
ちまきを食べ
ドラゴンボートレースを
観戦します!
また、そのほかに
<立蛋>lì dàn
卵を立て良い運を祈ることや
<戴香包>dài xiāng bāoという
艾草(ヨモギ)などの
香りの付いたものを包み
子供の首にかける習慣があります
この季節に体調を崩す易いので
香包をかけることは厄除けの意味も
込められています
また、
家の門に艾草や
ショウブの束をかけます!
虫や毒、不吉なものを
取り除く剣を象徴するので
悪を追い払うことができる
と伝えられてきました
この他にも
雄黄を入れた酒(鶏冠石ワイン)を
飲みます
解毒作用があると言われています
もう1つとても簡単なことで
<午時水> wǔshí shuǐを
集めることです!
午時水というのは端午節の当日は
一年中で陽気が一番強い日で
この日の11時~13時の間にとった水は
午時水と言います!
沸かして飲んだり
お風呂に使ったりすると
体にいいと言われています!
まとめ
台湾の端午節を紹介しました
近年はコロナの為
ドラゴンボートレースはあまり
開催されていませんが
ちまきを食べたり
香包をかけたりというのは
変わらずにしています
また、台湾では
北のちまきと南のちまきがあり
作り方などが異なり
味も異なります
他にも多数のちまきが
販売されるので
食べ比べも楽しめます!