皆様、台湾へ留学や
ワーキングホリデーに来て
台湾では旧暦のイベントや特別な日が
重視されている
という印象を持ったことは
ありませんか?
春節、端午節、中秋節以外にも
清明節、中元節も台湾人にとっては
とても大切な日です
台湾では旧暦7月を
「鬼月(guǐyuè)」と呼ばれ
旧暦の7月15日は中元節
となっていて
今年は8月12日金曜日です
ということで
今回は「中元節」と「鬼月」について
ご紹介します!
「中元節」とは
台湾では旧暦7月を
「鬼月(guǐyuè)」と呼び
旧暦7月1日(今年は7月29日)に
「鬼門」=「あの世の扉」が開き
それから1カ月間、先祖の霊だけでなく
悪い霊もこの世に戻ってき
てうろつき回るとされています
特に旧暦の7月15日「中元節」は
あの世の門が大きく開かれるので
この日に先祖や無縁仏の霊を祭る
「普渡」という儀式が行われます
(旧暦7月の平穏無事を祈る為です)
最近はスーパー、コンビニで
普渡で使用する様々なお供え物の
パッケージが多く並べられています
「中元節」にやること
この1ヶ月の間
無縁仏の霊魂は戻る家が無く
徘徊し美味しいものを探します
無縁仏の霊魂が悪いことをしないように
一般の家庭やお店、会社では
建物の外で
多くの料理やお供え物を用意し
あの世のお金となる「紙銭」を燃やし
無縁仏の霊魂を祭る儀式が行われます
また、台湾各地では
様々な行事が行われ
規模が大きくて有名なのが
鶏籠の中元祭です!
基隆市で毎年、盛大に行われるもので
今年の鶏籠中元祭は7/28~8/27にかけて
開灯夜、供養灯を送り、灯籠パレード
灯籠流し、中元普渡などの
儀式があります!
詳しくは基隆市文化局をご覧ください
旧暦七月のタブー
また、鬼月の1か月間は
悪い霊はいろいろと悪さをするといわれ
新しいことを始めてもうまくいかない
など信じられており
してはいけないタブーとされることが
多いです!
例えば:
☆夜に写真を撮ること
☆夜に口笛を吹くこと
☆夜に洗濯物を干すこと
☆結婚式などおめでたい事
☆家を買ったり、引っ越し
☆開業、開店、転職
など、禁じられたことがたくさんあります!
縁起が悪いと言われる他
現在に受け継がれている奇妙な
伝説もたくさんありますので
多くの台湾人は守っています
まとめ
日本でお中元というと
日頃お世話になっている人に
感謝の気持ちを込めて贈りものをする
習慣を指しますが
台湾のお中元は漢字は同じですが
していることや習慣は
日本でいうお盆にあたります!
台湾にいる皆様
8月12日や周辺何日間かは
あちこちで
祭る儀式を行いますので
台湾の風習を
感じることが出来るかと思います!