2023年入学の
私立向けの台湾の大学進学が
2月より徐々に始まっています
(国立はすでに募集が
終わっているところも多いです)
台湾の場合入学は9月
卒業は6月となっており
日本の大学とは少し状況が違います
今回は
台湾への大学進学希望の方々の
お話をきいて感じた事を
書いていこうかと思います
台湾の大学進学のメリットとデメリット
ここでは台湾の大学に進学する
メリットとデメリットを
いくつか挙げたいと思いますまずは
【メリット】
・学費が安い(レート差には注意)
・日本から近い
・近場で海外経験が出来る
・中国語以外に英語も勉強できる
・日本人の留学生も多い
・治安が良い
・親日であり日系の飲食店も多い
・国際的な感覚を持てる
・日本語を使って
アルバイトができる環境がある
・環境適応能力が養われ
多様な文化交流により視野が広がる
【デメリット】
・言語が違うので生活はもちろん
授業や試験が大変
当たり前ですが日本語ではなく
中国語がメインなので
言葉の壁を感じる場面が多々あります
・就職活動のタイミング
日本の大学卒業のタイミングと違い
6月に卒業となるので
就活の時期がずれます
ただ、留学生向けの説明会などを
やっている企業も多くあり
昨今は企業側も柔軟な採用活動に
なっているので
そこまで気にする必要はないが
事前に調べておくのも良い
・生活や食べ物の合う合わないがある
近いとは言え海外には変わりない為
生活面での違いもあり
また、日本食もありますが
台湾ですのでチャーハンや炒め野菜など
油を使った食べ物も多いです
受験はどんな感じ?
台湾の大学受験は書類審査が主で
・成績書
・卒業証明予定書
・言語能力証明
・推薦書
・自叙伝
などが必要
一定レベルの中国語能力や
アピールポイントがあれば
学科にもよりますが
比較的受かりやすい
※中には面接がある
大学、学科もあるので注意
弊社へのお問い合わせが多い学部学科
1)国際貿易
2)経済学
3)言語系(英語、韓国語)
4)1+3プログラム
(1年目は中国語を学ぶ事を
重点としているプログラム)
海外志向の方がやはり多く
・将来は海外を飛び回る仕事をしたい
・日本で外国の人と
関わって仕事をしたい
・言語を生かした仕事をしたい
などを考えている方が多いです
また
英語だけの学科もあり
他の国ですでに語学留学
または日本で英語の勉強をして
・日本の近くで英語を勉強したい
・アメリカ、ヨーロッパは遠すぎる
・治安の関係で
と台湾でオールイングリッシュの
学科を選ぶ方も多いです
また、
4)1+3プログラム
こちらは大学1年目は中国語や
学校によっては英語と一般教養を
メインに学び
2年生から専門分野の学習を始める
学科です
中国語の能力が不安だけど
台湾の大学に行きたいと言う方も多く
そういった方は
上記のような
①+③や②+②と呼ばれる
プログラムを選ぶ方もいます
「最近は特にコチラの希望者が
かなり多いイメージです」
大学進学においてよく聞くことと感じること
大学進学を考える年代の方から
①何をしたいかまだよく分からない
②どこの大学が良いのか分からない
③自分の学力で大丈夫か不安
④日本ではなく海外の大学がいい
と言うお話をお聞きします
大学進学前の方や
既に大学へ通われている方など
沢山の方の話を聞いていて感じること
①何事も継続は力なり
②どうやって大学を選べばいいのか
台湾の大学を選ぶと言うことも含めて
なぜ台湾に来たいのか
どうしてそれを学びたいのか
自分なりに納得する必要がある
なぜなら
自分の意思でなく決めてしまったり
とりあえずで決めてしまった人は
後悔することもあり
特に海外の大学進学となると
よりその割合が多くなる印象
③仲間がいる
言語の面で不安に思うことが多いと
思いますが
実際、台湾に進学をしている人は
日本の全国各地から来ていて
全国の同級生や
同じような志を持った人が
台湾には多くいます
また、知らない土地での
日本人との繋がりも大事で
授業や試験において日本人同士で
助けあうことも多くなり
先輩がアドバイスをくれることもあり
安心です
その他にも
駐在の人や台湾で働いている人
現地で暮らしている人も多いです
また、
台湾に来たから絶対中国語使った仕事
この学科に来たから絶対にこの仕事に
付かなければならない
そういったモノはないと感じます
④トンチンカンなものを選ぶより
オールマイティーなものや
少しでも興味があるもの
将来こうなりたいなと
漠然とでもいいので考えつくもの
それに当てはまる学部を選ぶ
大学進学後に修正はいくらでも聞く
⑤大学のレベルに関して
大学のレベルを気にするが
台湾で明確な偏差値というものはなく
【世界大学ランキング】で
調べてみるのもよし
姉妹提携している日本の大学を
調べてみるのも良い
また、私個人の意見として
海外の大学を卒業しただけでもすごい
中国語を勉強し続けただけでも
他の大学生とは違う
中国語という
「一芸を持っていると思えば良い」
と感じます
⑥やりたいことは変わることも多い
高校時代は将来~~になりたい
と思っていても
大学時代に入ったら
将来はやっぱり~~になりたい
など
いろんな経験を通して視野が広がれば
興味の幅が広がる
そのため
重く考えすぎず
でもしっかりと今の自分を見つめて
考える事が大事
そこで人生が全て決まるわけではない
っと思った方が良いです
まとめ
今の世の中、多様性が当たり前で
投資の授業が始まったり
英語が必修となったり
グローバルな環境で戦い
個の力を磨く事が求められている
少子化やグローバル化で
海外で働く事が今よりも
当たり前になる可能性もある
職場の同僚が海外の人ということも
普通に始まっている
私自身、人生経験はまだまだ少ないが
台湾での経験は
人生の半分近くになっている
だからこそ見て気づく点
台湾で頑張っている
日本人学生を見ると
将来の活躍が楽しみです
色々な話を聞かせてください
教職員でもないけど
イチ台湾に住んでいる日本人としての
経験をお伝えしたり
寄り添うことはできるかと思います