台湾留学やワーキングホリデー中
または中国語学習中に出会う
間違いやすい中国語単語!
前回の第二弾では
「延誤・延遲・延期・延後」を
紹介しました
第二弾はコチラから↓
今回は第三弾として
及物動詞の
「評價・評估・批評」について
例文を使って紹介します
評價・評估・批評
♦ 評估 píng gū 名詞、他動詞
周りの条件や
影響されることなどを考えた上で
このプランが実施できるかどうかを
判断すること。
まだ行われていないこと
【特に計画】に対して使われています。
日本語でピッタリな言葉というと
難しいですが、
最も意味が近い日本語は
【評定する、見積もる】と
言えるかもしれません。
中国語の「評估」は考えてから
結果を出すことを
意味することが多いです。
♦ 評價 píng jià 名詞、他動詞
プラス表現、マイナス表現
どちらにも使えます。
人や品物、経験したことに対する
意見や感想。
日本語は【レビューする、評価する】
♦ 批評 pī píng 名詞、他動詞
欠点や過失を取り上げて責めること。
日本語は
【批判する、指摘する、非難する】
混乱しやすい部分の解説
同じ部分:
物事や品物、人のことに対する
自分の意見。
違う部分:
評估は、まだ起きていないこと
これから予定している
未来のことに対して使われます。
評價は、すでに起きたこと
過去に起こったことや
経験したことで使われます。
批評は場合によって、
未来のことや過去のこと
どちらでも使われています。
また批評は、
欠点や過失がメインとなり
マイナス表現の責める意味合いが
強くなります。
「名詞」としての例文1:
他給這家餐廳的評估很好
⇒ ここでは評估は使えません。
*レストランに行った
という過去のことのため
「評估」は使えません。
他給這家餐廳的評價很好
⇒ 彼はこのレストランに
良いレビューをしました。
*そのレストランに行った上で
評価をしたということなので
「評價」を使うことができます。
他給這家餐廳的批評很好
⇒ ここでは批評は使えません。
*批評は悪い評価を下すことなので、
後に「很好」と続くこの場合は
「批評」は使えません。
「名詞」としての例文2:
他給這家餐廳的評估是餐點不好吃
⇒ ここでも評估は使えません。
食事が美味しくないことは、
既にレストランに行き
経験していないと
分からない事なので使えません。
他給這家餐廳的評價是餐點不好吃
⇒ 彼はこのレストランに
食事が美味しくなかったと
レビューしました。
*「評價」は悪い評価、良い評価
どちらでも使えます。
他給這家餐廳的批評是餐點不好吃
⇒ 彼はこのレストランへ
食事が美味しくなかったという
批判をしました。
*「批評」はマイナス評価をしたり
批判をすることなので
使うことが出来ます。
「動詞」としての例文3:
他評估這件計畫
⇒ この計画に対して評定します。
*「這件計畫」は
まだ実施していない事なので
使うことが出来ます。
他評價這件計畫
⇒ この計画に対してレビューします。
*「這件計畫」という
既に計画されたものに対する評価なので
使用することが出来ます。
他批評這件計畫
⇒ この計画に対して批判をします。
*「這件計畫」に対する欠点など
批判をするというマイナス的な
文章なため使うことが出来ます。
例文2はどちらでも正しいですが、
意味は若干違いますので、
使う時に細かなニュアンスに
注意しましょう!
まとめ
「評估」「評價」「批評」はいずれも
「物事や品物、人に対する意見・感想」
という意味がありますが
それぞれ微妙に異なる
ニュアンスがあるので
文脈に合わせて正確な表現を
選択する必要があります。
他にもまだまだ似たような単語って
多いですよね
例文や解説を見て使い方を覚えて
どんどん使って慣れていきましょう!